ご祈祷・お祓い

ご祈願・お祓い

当社では願い主の方々の思いや願いをお聞きして、祈願用紙に浄書して祝詞奏上を行う通常祈祷の他、
鳴り釜と呼ばれる釜を使っての、鳴動(めいどう)神事という特殊なご祈願・お祓いを中心に行っています。

神秘を感じる鳴動神事

鳴り釜とは江戸時代後期に書かれた雨月物語の一篇、吉備津の釜に出てくる釜の事です。神事ではこの釜を神籬(ひもろぎ)、つまりは依り代として神様を迎え祝詞を奏上し、釜を鳴り響かせます。この釜は神霊のいる場所や鬼門と呼ばれる場所では音が鎮まり、そこから離れれば再び鳴り響くという不思議な釜です。神霊の力や存在を知るのは難しい事ですが、鳴動神事では誰にでも視覚や聴覚から神秘を感じとっていただく事ができるのです。

幸せを導く鳴動神事

天高く鳴り響く神音は、ご家庭や会社・事業所の気の流れや運気によって音量や音質も様々で、澄んだ音やこもったような音、高音や低音、そして鳴り響く時間なども全く違いますが、そこから吉凶を判断をします。さらに神音は不浄や厄災難事を祓い清め、悪い気の流れや運気を良き方向に変えて、病気や怪我、厄災を祓い退けて皆様をお守りすることから、いわば幸せを導く神事といえます。

鳴動神事で厄除息災

九星気学での生まれ星(本命星)が北東の表鬼門、南西の裏鬼門、さらに中央と北方に入った年は、体調を崩したり災難やトラブルに見舞われやすいと古くから伝えられています。また数え年で男性の25歳と42歳、女性の19歳と33歳と37歳の厄年も同様に、中でも男性42歳、女性33歳の前後の前厄と後厄の3年間は特に用心しなければいけない時期です。厄災難を受けず平穏な日々を過ごせるようにと願われ、昔から護摩焚きと並んで鳴動神事を受けられる方も多いです。

会社繁栄を導く鳴動神事

多くの会社・事業所での年毎の初午祭・稲荷祭では、会社繁栄や商売繁盛をお祈りすると共に、社内安全や従業員一同の健康息災が願われて、鳴動神事が執り行われています。会社・事業所にとっての商売繁盛は最も大切な事ですが、何よりも事業主様を始め従業員の方々が健康で、悩みなく平穏に過ごせてこそ、会社・事業所の繁栄に繋がるのです。そのような思いから出来るだけ鳴り響く釜を建物の隅々や皆様のお近くまでお持ちし、神音のご加護を受けていただいています。